わたしの病気、驚くよ💦ドミノ倒しのような診断
2023.11.20
リブスクエアを始めた理由をよく聞かれる。
たくさんあります
●病院では病院でやっていることだけを説明しなければならないことがあった
●勤務していると時間との闘いで、患者さんの話しをゆっくり聴くことができなかった
●病気だけではなく、ひとりの人間として「頭・こころ・体」をトータルでサポートしたかった。
でも、これらは「言い訳」だったと思います。
工夫すれば、どうにかできた事だったと思うのです。
じゃ、なぜ?
『自分の身体と心が整っている状態』で働きたかったのです。
それは、多くの病気を受け入れることができ、新しい気持ちが芽生えたからだと思います!
【小脳梗塞(ワレンベルグ症候群)】
13年前に小脳梗塞でワレンベルグ症候群を発症して救急車で運ばれました。
簡単に言えば、小脳の脳梗塞。ワレンベルグ症候群は、麻痺ではないけれど運動失調(運動を忘れている状態)。体半分の温度がわからなくなり、反対の半分がピリピリ痛みを感じている状態。麻痺ではないと言われても、思うように動かない体。めまいがひどく、コーヒーカップに乗っている感覚。まっすぐ歩けない。
【甲状腺がん】
その原因を探している時に、たまたま「甲状腺」に腫瘍が見つかった。なかなか見つかりにくいものだそうですが…。あのとき見つけてくれた検査技師さんに感謝です。
ま、ほとんどの腫瘍が「良性」だから気にしなくていいと説明を受けながら検査すると…。
なんと悪性💦
入院中だったので、声をだして泣けないから…。
夜中に車いすで誰もいない外来まで行って泣いたことは覚えています。
でも、信頼できる医師と出逢い、手術で甲状腺摘出することした。
【肺サルコイドーシス】
甲状腺摘出手術のときにわかった病気。肺サルコイドーシス。
肺サルコイドーシスと言われても、これまたわからない病気。難病らしい。難病ということは、治療方法がみつかっていない病気。恐ろしく感じた。ラッキーにも、サルコイドーシスを専門にしている医師がマンションから徒歩5分くらいの病院で勤務されていたので訪れた。CT、呼吸機能、血液検査、多くの検査をして、「症状は軽症だけど、プレドニンを内服」することが決定。プレドニン内服し始めると、手先、顔はむくんだ(顔のむくみはもとから????)。
【うつ病】
様々な病気が重なり、元通りには働けない。
それでも、仕事しかしてこなかった私は、「働かなければならない」と自分に鞭打つ。
笑顔が消えていくのがわかった。とにかくしんどい。イライラしてしまう。涙がでてくる。食欲がない。使ったコップがそのまま流しにある。これはおかしい。
苦しかったけれど、心療内科を受診した。不思議と話しができる医師だった。涙を流しながらでも話しができて、聴いてもらえた。
「うつ病」の診断。やっぱりか…と思いながら受け入れたくはなかったが仕方がない。
管理職をしていたので、看護部長に相談した。
驚く顔で騒ぎながら(のように感じた)、「うつ病だったら、仕事なんてできないじゃない!」
この一言で心が折れた。
「だめなんだ」「仕事できないんだ」
休職届を提出し、マンションに引きこもってしまった。
心療内科の医師が「寝たい時に寝て、眠たくなければ無理に寝なくていいから」と言ってくれたので、昼夜逆転してもいいんだと思った。
目は覚めているけれど、何にもする気にならない。テレビをつけていても見ているわけではない。何もしない1日が終わる。
【ここから元気になるまで】
次回、ここから元気を取り戻し、自分を受け入れ「病気と共に生きていく選択」ができるまでを書いてみたいと思います。
いろんな人から「順風満帆」に見えるようですが、いろいろありました。
いろいろあったことを伝えたいのではなく…
だれだって、いろんなことがあるのだよ。
見えないけれど、人それぞれ、いろんなことを抱えているのだよ。
そんなことを伝えたい。
次回は、復活まで。
だれかのヒントになればいいなって思っています。
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