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不妊治療保険適用になって思うこと

2022.04.02

リブスクエアの上田さとよです。

春です!軽やかに……と思いながらも、ここ大阪は寒の戻りです。寒くて湯たんぽを抱えながら机に向かっています。

2022年4月1日、待ちに待った「不妊治療が保険適用」の対象となりました

長かったです~~~!と思いますが、菅前総理の時に決定して2年弱、はやかったのかな?

何はともあれ、これで保険適用外だった人工授精や体外受精が保険適用になり、経済的負担は随分軽減されることが予測されます。

といっても・・・

助成金がなくなる市区町村がほとんどなので、体外受精の1回の実質の負担額は、10万円~20万円近くは必要になる可能性が高いです。体外受精の場合は、1回の治療で約50万円~60万円(施設によっては100万円近く)でしたが、30万円の補助金がありました。トータルすると少しは負担が減ったかもしれませんが、決して「負担がなくなった」「安くなった」とは思いません。

また、保険適用分だけで10万円を超えると、高額医療補助制度の対象になりますが、先進医療は対象外なので、この制度を使って費用がかなり減額するケースは少ないのではないでしょうか。ただ、私は個人的に先進医療が対象の民間保険入っているので、「先進医療」として治療した分は補填されるのかな?とか思ったりもしています。ご自分が加入している保険、見直してみてください。

それと、保険適用なので、本来なら日本全国どこに行っても料金は同じになるのですが、施設によってルールが異なる様子です。保険適用は当分見送ります、という施設もあれば、保険コースと自費コースを選べるようしている施設もあるようです。

しばらく混沌としそうですが、受ける人を忘れないでいてほしいと思っています。

細かいことに関しては、後々掲載していきますが、私が期待している1つに、「堂々としても良いんだよ。認められているんだよ。」というメッセージが不随して世の中に浸透してほしいと思っています。

というのも、「不妊治療」は、まだまだマイナス的なイメージがあり、「不妊治療をしています」と堂々と声に出せる人は少ないのです。職場での理解がない、両親にも言えない、と話す場所がないのですよね。

保険適用になるということは、国が、世間が、不妊治療も病気だと認めたということです。

どんな病気であれ、誰も望んで病気になりません。たまたま、その病気になっただけなのです。病気になったら治せば良いのです。と、治療を受ける人も世の中も優しくなってほしいと思っています。

ただ、この不妊治療はわからないこともまだまだあることも事実です。再度お伝えしますが、保険適用になったからと言って、経済的負担がなくなるわけではありません。通院する身体の負担、心の負担はこれまでと同じか大きくなる可能性もあります。

リブスクエアは、妊活、不妊で悩む方の相談料金を4月から見直しました。他のメニューに比べて、負担が少ないように精一杯考えました。これからも寄り添い続けたいと思っています。

Category:お知らせ,妊活知識
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