「子どもがいるからエライ!」にモヤモヤする
2022.06.14
おはようございます。
リブスクエアの上田さとよです。
今日の大阪は雨風が強く、怖がりシュナウザーは、私から離れてくれません(;’∀’)
今日は、子育てしているお母さんに対して、
「エライですね!」という言葉について考えてみたいと思います。
この言葉、いろんな場所で目にするし耳にします。
時には、
「子どもを産んだだけでエライのか?」
「子育てしているからって、そんなにエライのか?」と、
「エライですね!」が、ミニ論争になっていると感じることさえあります。
私個人としては、「エライね!」という言葉、なんとなくモヤモヤします。
何にモヤモヤしているのでしょうか?
私なりに、少し考えてみました。
正直、私も「お母さんはエライ(というかスゴイ)」と思っています。
でも、それは「自分の母」に対しての尊敬の想いであります。
助産師になり、妊娠生活を送ること、出産、子育ては、並大抵のことではないと思いしり、年齢を重ねると共に、母の偉大さ、母の有難さがわかってきたように思います。
そんな母のことは「エライ人だった! スゴイ人だった!」と思うのです。
私は子育て相談では、基本的に「エライ!」という言葉は使えなかったのです。
いや、意識して使わないようにしていたら、いつの間にか使わなくなっていた、という感じです。
子育て相談では……
お母さんのお話を伺いながら、
「眠い時に眠れない、精神状態が不安定なときでも、子どもさんのために笑おうとされているだけで感動ですよ!」
「おむつ変えて、ミルクをあげているだけで、赤ちゃんにとっては、生きるために十分必要なことですよ!」などなど……
私は、お母さんをジャッジできるエライ人ではないのです。
そう、「エライ!」とか「ダメだ!」とかは言える立場ではないのです。
だから、子どもを産んだからエライ!とは言いません。
苦しかったつわりの時期を超えた話、お産の話を聞かせていただいて、ひとつひとつ出来事に対しての私の想いはお伝えするようにしています。
確かに、「子どもを産んだのだから、子育ても責任なので、当たり前のこと」というご意見も聞きます。
だけどね、お母さんって、褒めてくれる人がいないことは確かなのです。
例えば、会社だと、実績を出せば評価してもらえますよね。働いた対価としてお給料だっていただける。でも、お母さんは、どんなに頑張っても評価してもらえない孤独だってことは、世の中人、全てに知っていてもらいたいな……と思います。
いろんな所で使われる「エライね!」は、
いろんな言葉を、まるっと収めて、「エライ!」にしてしまっているのだけではないでしょうか?
結婚したから、とかしてないとか
子どもを産んだからとか、産んでいないからとか
誰かと比べた「わたし」ではなく、
「ありたいわたし」でいるように努力したいですね。
誰かが「エライ!」と言われていても、
それは価値感が違うだけの人かもしれないし、
伝えることがニガテな人かもしれない。
自分自身で選択した道を、自信をもって活き活きと歩きたいですよね!